変化する伝統工芸【クルマに使う事は可能?】

自動車

Auto Color Awords というコンテストにて2022年1月26日グランプリが決定しました。
グランプリに決定したのがトヨタ「LEXUS LS500h/LS500」と日産「アリア」でした。
LS500h/LS500の内装に西陣織の技術が使われおり、感動したのでご紹介します。

Auto Color Awordsについて

一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が主催するコンテストで1998年から開催されてます。

モビリティのカラーデザインコンテスト 「オートカラーアウォード」とは

当初は自動車を対象とした顕彰制度でしたが、「自動車」が人を乗せて車道を移動するものとして、その形を変えていく可能性を考慮し、2014年度より対象を『車両』に拡大し二輪車のエントリーも可能となりました。

その後、自動車業界は、技術の進歩による「自動運転化」「電動化」と大きな変革の時期を迎えています。

そこで、2019年に、今後の様々な可能性を考慮し審査の対象を『車両』から『モビリティ』に変更いたしました。

一般社団法人 日本流行色協会

西陣織について

西陣織は京都の先染め織物の総称です。
1976年に伝統工芸品に指定されました。
西陣織の技術を平安時代から今に至るまで練磨され、デザイン性の高い織物です。

出典:Wikipedia 西陣織

グランプリ作品

今回受賞したLS500h/LS500の内装に使われたのが西陣織です。
受賞作品はこちらをご覧ください。

テーマ/Time in Design ― 月の道 ― 
カラー/エクステリア:銀影ラスター  
             インテリア:プラチナ箔&西陣®️(ブラック)

プラチナ箔と西陣織で月光のゆらぎが表現されています。
このような伝統工芸品をクルマに取り入れる事ができたら、もっといろんな人がクルマを好きになれるのではないかと感じています。

しかし、このクルマを買うためには1500万円が必要です・・・
とても一般庶民が買える値段設定ではありません。
伝統工芸品の技術を守るためにも値段が高くなるのは仕方がないですが、伝統工芸品をクルマに使うにはハードルが高いな~と感じてしまいます。

ただ、自分としてはクルマと伝統工芸品のコラボは不可能ではないという一例だと思います。
クルマの技術も進歩してますし、伝統工芸品も洗練されています。
クルマは太陽光や風雨にさらされ、温度変化の激しい環境でも使用できないといけないので要求品質は厳しくなります。
しかし、クルマを使う人全員が雪道を走るわけではないですし、使う人にあった品質が満足できればもっと使える部品の幅が広がると思います。

私は伝統工芸品をもっと身近に取り入れる事ができたら、彩り豊かな生活ができると感じています。
私は「使い方の幅を広げる」技術をもっと洗練させます。

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