繋デザインテクノ(株)さんとの事業相談

3Dプリンター

先日2/5 繋デザインテクノ (株)さん(以下:繋さん)に事業の相談させてもらいました。
繋さんはスマホケースを木で作成するような事業開発をしている会社です。
Fusion 360 と MODELA MDX-50 というCNCルーターを使って自動車部品開発・木製品開発をされている会社です。
CNCルーターについてはこちらのページで説明しています。
私がやろうとしている事業と似ているなーと感じたので、コンタクト取らせてもらいました。

iPhoneケース スマホケース 木 サクラ 手作り iPhone 背面ケース
出典:繋デザインテクノ 木製スマホケース

なぜ繋さんを知る事ができたかというと、Twitterで声かけてもらったのをきっかけです。
私がFusion360でうまくデータが処理できない事をつぶやいたところ、アドバイスをもらえたので知る事が出来ました。
私はまだTwitter・ブログを初めて1カ月程度ですが、今回「SNSからいろんな人とつながる事ができる」と実感できました!

相談内容

私の考えている事業は
「自動車部品のデータ化」:Fusion360使用
→ 「データより、一部を木製品で作成」:CNCルーター使用
という流れなので、「繋さんに事業発注してしまえば自分が考えている製品が作れる!」というのが初期の考えでした。

そこで、手始めに「ドアミラーを木製品に変える」案件を発注できないか?と相談したところ、「コストが膨大になる可能性がある」との回答でした。

繋さんの事業料金の目安として
・Fusion360  4,000円/時間 ~(税別)
との事で1回データ作成するのに8時間×2日程度としても¥64,000になる。
しかし、1回で完璧な製品を作れることはほぼ無く、トライ&エラーで試作して行くことになる。
そうすると10回とか試作を繰り返す事もざらにあるため、費用が膨大になるとの見解でした。

また、CNCルーターでの木製品作成も課題があり
・木材の入手
・木材の種類
・切削用エンドミル(ドリルのような切削工具)の費用
・加工用治具の作成費用
といった課題があるとの事で、加工したい形状がうまく作れるようになるにはいろいろな試作・費用が必要との事です。

アドバイス

自分のやりたい事を説明していく中で、自分の3Dデータ作成は悪いレベルではないとの事で、まずは3Dデータを作成してみたらいいだろうとのアドバイスをもらいまいした。
Fusion360のデータ作成はYouTubeでも解説動画があるため、自分の技術力向上にもなるし、今後トライ&エラーをを繰り返す必要があるなら自分でデータをいじれるようになると進めやすいだろうとの事です。

確かに自分がデータ作成できるようになれば、今後誰かにデータ作成を発注する時も作成時間を予想できます。
妥当な時間かどうかを判断できるようになれば交渉もできるようになるでしょう。
その判断ができないと無駄に時間をかけてしまう事になるため、肌感覚として身に着けたい能力だと感じます。

データができたら木材加工を協力できるとの事だったので、まずはデータ作成を進めようと思います。

事業展望について

繋さんと話している中で、木材加工についての将来性を話す事が出来ました。
繋さんも間伐材をもっと利用できれば森林の間伐が進み、手入れの行き届いた里山が維持できるとの考えで事業をされていました。
しかし、現状は木製品加工をする事業者は少ないようです。
木材は樹脂と違って加工が難しく、大量生産には不向きで事業としては儲けが期待できない事がネックのようです。
確かに事業を成立させるためには利益がないと倒産します。
慈善事業をするのでなければ利益が生まれる仕組みを作れないと事業を継続できません。
その難しさもある事に改めて気づきました。

最後に

今回繋さんに相談することができて貴重な意見交換ができました。
繋さんの事業や設備の説明もしてもらい大変参考になりました。
貴重なお時間使って相談を受けて頂いた繋さんに感謝です。ありがとうございました!
これからも自分の技術を磨いて挑戦していきます。

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