自分のやりたい事として、自動車部品を木製品に変えたいのですが、そのためには自動車部品から3Dデータを造る必要があります。
自動車部品はすでに部品があるため、その実物を元にデータを作成する事になります。
この手法をリバースエンジニアリングと言います。
リバースエンジニアリングをやってみる
リバースエンジニアリングは製品の3次元測定データから部品データを作りますが、自分のイメージでは部品の測定データを変換して作る事ができると考えていました。
測定データの変換
しかし、実際に測定データをファイル変換するときれいにデータ変換できません。
実際にドアハンドルでやってみると次のようなデータができました。
上図のように「FR」という文字が入っていた部位がデータを変換するとなくなってしまいます。
また、直角に出ている形状が丸く変わってしまっています。
細かい形状が反映できていません。
正確にデータを再現しようとすると、測定データを変換すると形状をすべて再現したデータにはなりません。
なぜこのような事が起きてしまうかというと、形状の『面』を作る事がコンピューター処理でうまくできないためです。
R部分を拡大してみると三角形の面がつなぎ合わされている事が見て取れます。
測定データはこのように三角形の面の集合体になります。
しかしこの状態のままではデータを加工することができません。
そこでデータ変換して『三角形の面』を『四角形の面』に変換する必要があります。
上図のように四角形の面の集合体にすると不整合が起きてしまいます。
無理やりコンピューター処理するとこのように形状が再現できないデータに変換されます。
このようにデータ変換する際は注意が必要です。
欲しい形状が再現されているかどうか確認しないといけません。
まとめ
うまくデータ変換できない場合は自分でデータを作るしかありません。
測定データをもとに寸法を測ってデータを作ります。
CADが得意な方であれば製品が手元にあれば作ることができます。
私は設計の知識はありますが、実際作業する事は今までやってこなかったのでデータ作成は不得意です。
とはいえ新しい技術を習得するためにデータ作成もやっていこうと思います。
いっぱいつまずくと思いますが、温かい応援お願いします笑
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