【自動車のカスタム】違法にならないポイントを説明

自動車

自動車は量産品です。
人とかぶらない物・オリジナルの物が好きな人にとって量産された物に魅力を感じない人が多いと思います。
現代の車は似たようなデザインのものも多く、個人的にエンブレムを見ないとどこの車かわからないと感じています…

個性を感じる車に乗りたい人は一般の人では買えないような高級車に乗るか、自分好みの車にカスタマイズすると思います。
高級車は金銭的な問題が出るため簡単にいきませんが、カスタマイズする場合は自分で改造できれば比較的費用が抑えられます。

しかし、自動車のカスタマイズは知識がないとハードルが高いです。
スマホのカバーを変えるくらい簡単にできたらいいですが、簡単に個性を出すためにはステッカーを貼るくらいではないでしょうか?

自動車は安全に走る事ができないと他人を傷つけてしまう道具です。
下手にいじって車が暴走してしまったら最悪の事態になりますよね。
ですが、どこを改造すると危険かがわかれば、自分で改造するハードルがぐっと下がると思います。

車を維持する上で車検をする必要があります。
改造した時に車検が通らないような改造をしてしまうと、せっかく自分好みの車を作ったとしても維持できないどころか、不正改造として罰せられる恐れがあります。
では、法律で許されている・車検に通せる合法なカスタムとはどういった改造でしょうか?
外観に関わるカスタムで注意すべき点を6つ紹介します。

カスタムの注意ポイント

車両サイズ・重量

車両のサイズ(全長、全幅、全高)は車検証に登録されています。
登録されている数値から規格内に収まっていれば大丈夫です。

  • 全長 : ±3cm
  • 全幅 : ±2cm
  • 全高 : ±4cm

重量は車の大きさで違います。

  • 軽・小型自動車  : ±50kg
  • 普通・大型自動車 : ±100kg

灯火類の色

灯火類とはブレーキランプやウインカーといった光る装備です。
自動車の動きを周囲に伝えるため、安全に関わる重要な部品です。
そのため、色を法律で規定されています。
この色は変更できません。

  • 制動灯(ブレーキランプ) : 赤
  • 方向指示器(ウインカー) : 橙
  • 尾灯(テールランプ)   : 赤
  • 車幅灯(ポジションランプ): 白、淡黄または橙
  • 後退灯(バックランプ)  : 白
  • 後部反射器(リフレクター): 赤
  • フロントフォグランプ   : 白、淡黄

タイヤのはみ出し

タイヤは車体からはみ出さないようにしましょう。
車体からはみ出すと歩行者にとっても危険ですし、車体と干渉して壊れる可能性があります。

フロントウィンドウへの着色フィルム・ステッカーの貼付け

運転者の視界を妨げるため色の強いフィルムを貼付ないようにしましょう。
フロントウィンドウとフロントドアウィンドウが対象になり、規定されたステッカー以外を貼ることもいけません。
可視光線の透過率70%未満は禁止です。
ただし、リアウィンドウへの貼付けは色の強いフィルムでも大丈夫です。

歩行者に危害を及ぼす恐れのある部品取付け

ウィングやエアロパーツ等に鋭利な部位があったり、車体からはみ出してしまうと歩行者に接触した時に危害を及ぼしてしまいます。
歩行者と接触した際に衝撃を緩和する機構のないドアミラーや、車体からはみ出しているウィングを付ける事はできません。

マフラー・触媒装置

マフラーは排気音を軽減する装置であり、マフラーに穴が開くと排気音が大きく騒音問題につながります。
マフラーを切断してはいけません。
純正品か基準適合したマフラーを使いましょう。

国土交通省のHPに基準適合しているマフラーが記載されているので確認しましょう。

まとめ

今回は自動車のカスタムについて注意すべき点を説明しました。

  • 車両サイズ・重量
  • 灯火類の色
  • タイヤのはみ出し
  • フロントウィンドウへの着色フィルム・ステッカーの貼付け
  • 歩行者に危害を及ぼす恐れのある部品取付け
  • マフラー・触媒装置

自動車の外観をカスタマイズして、自分好みにするのは楽しいと思います。
法律を守り他人を傷つける事のないように、愛車を個性のある車に仕立てましょう!

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