皆さんはクルマを何年くらいで買い替えますか?
今のクルマは性能がよく壊れにくいため、乗ろうと思えば何年でも乗る事ができます。
走行距離20万kmを超えて10年以上も同じクルマを乗っている人も家族にいます。
日本自動車工業会が2022年の重点テーマを発表しました。
その中で自動車の「保有の回転」について話しています。
バブル崩壊以降、日本の経済成長は停滞し、先が見えないデフレ社会の中で、金融資産や個人貯蓄、様々な「保有」が滞留しております。これを動かし、大きく回していくことが必要ではないかと思っております。
#自工会 2022年重点テーマ発表(1/27記者会見) – JAMA BLOG 一般社団法人日本自動車工業会
自動車で言っても「保有の回転」がカギになります。いま日本には、8000万台の保有母体があります。この平均保有年数は非常に長期化しており、現在15年以上になっています。これが10年で回るようになれば、市場規模は現在の500万台から、800万台になってまいります。
(中略)
今年はぜひとも「成長と分配」の実現に向けて、保有の回転を促す政策を政府の皆様とも一緒に議論させていただきたいと思っております。
簡単に言うと「自動車をもっと早く買い替えてもらおう」という事です。
今の平均保有年数は15年以上になっているところを10年で買い替えしてもらえば自動車を買う人が増えるため、市場規模も増加するという考えです。
日本の成長を促進するためにも「消費スピードを上げる」事は重要です。
消費が進まないと経済が活性化しないため、企業に利益が生まれず研究開発にかける余裕が少なくなります。
そうすると自動運転や電気自動車といった最先端のクルマを作る事が遅くなってしまい、日本の自動車は世界から取り残されてしまう事になりかねません。
日本の経済発展のためにもクルマの保有期間を短くしてどんどんクルマを買い替えよう!
そのためにも政府と協力して買い替えし易い政策を作るよ!
という感じです。
個人的には日本人の所得が増えれば買い替えは促進されると思います。
クルマは年々価格が上がっています。
昔は軽自動車が100万円以下で買えたのに今では100万円以下で買える軽自動車はほとんどありません。
それなのに日本人の給料は上がっていません。むしろ下がっています。
世間はデフレのはずなのに自動車価格はインフレが起きている状況です。
それではクルマを買おうと思っても買う余裕が生まれません。
また、私はモノに愛着を持つタイプです。
古い考えですが、長年使い続けるとモノに魂がこもると思っています。
壊れてしまわない限り使い続ければいいと思うので、なかなか日本の消費促進に協力できていませんね。
政府と協力して政策を考えると書いてますが、「所得を増やす」政策は大歓迎ですが「〇〇年以上保持すると増税」といった政策は本当にやめてほしいと思います。
これ以上クルマの税金を上げるとクルマ離れに拍車がかかるだけじゃないかと思います。
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