特許取得までの経緯 ”5.特許庁に申請する”

特許

私は下記の手順で特許を取得しました。

1.アイディアを形にする
2.弁理士を探す
3.自分に合った弁理士を決める
4.アイディアを書面に落とす
5.特許庁に申請する
6.審査結果に対応する

今回は 5.特許庁に申請する について説明します。

出願〜特許取得までの流れ

特許出願〜特許取得までどういう流れで進めるかご存知ですか?
特許を取ろう!と思ったり、仕事で特許を取ることがない限り知らないと思います。
私も今回初めて知ったので簡単にご説明します。

出願人がやらなければいけない事は以下の流れです。

  1. 出願の提出
  2. 審査請求
  3. (拒絶された場合)意見書・補正書の提出
  4. (承認された場合)特許料納付

https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/saga/files/docs/p1bk3414l95d113j2vmm1hlpfk81.pdf

4.の特許料を納付すれば1カ月程度で特許登録の通知がきます。
ただしそれぞれに期限が決められており、期限を過ぎると無効になります。

ここからは私の実体験を元に説明します。

1.出願の提出

弁理士に依頼した場合、特許庁とのやり取りは弁理士の方に動いてもらいました。

まずは作成した出願書類を特許庁に提出します。
この時に特許出願料がかかります。
私が弁理士に支払った料金はー

出願 特許庁印紙代: ¥14,000 【特許庁に支払】
申請書類作成料,代理出願料: ¥283,800 【弁理士に支払】

出願を申請すると出願番号が取得できます
この出願番号を使って「特許出願中」と売り込む事が可能になります。
注意ですが、特許権が得られるのは「出願日〜20年」です。
「特許登録〜20年」ではないので間違えないでください。
残念ながら私は間違えてました…

2.審査請求

出願日より3年以内に審査請求を行います。
3年も猶予がある理由としてー

  • 事業環境の変化により権利化を図る必要がなくなった場合、審査請求のための費用が無駄になってしまう。
  • 改良発明をしてそれを後から含める手続きをした場合、審査請求をした出願が取下げられ、再度の審査請求が必要となる。

私の場合はすぐに審査請求をしました。
この時、中小企業・個人事業主の場合は早期審査請求を依頼することができます。

通常、出願〜審査までに10〜18ヶ月を要します。
しかし、早期審査請求すると3〜6ヶ月に短縮できます。
早く権利化したかったので私としては大変助かりました。

ただ、私はこの時になって他の構造案を思いついており、
権利を広くしたいため特許請求範囲を補正する事にしました。

通常出願を修正する事はできないのですが、審査請求前のタイミングであれば認められ易いため
余分に費用がかかりますが、権利を広げるために補正しました。

ここまでが審査請求ですが、
私が弁理士に支払った料金はー

審査請求 特許庁印紙代: ¥55,330 (3割減) 【特許庁に支払】
審査請求 手数料: ¥15,150 【弁理士に支払】
審査請求 補正案作成料: ¥15,150 【弁理士に支払】

これで出願を特許庁が審査してくれる状態になりました。
あとは結果を待ちます。

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