現代(ヒョンデ) 日本再参入 BEV・水素自動車の普及につながるのか?

自動車

韓国の自動車メーカー「現代」が「Hyundai」(ヒョンデ)と表記を変えて、日本の乗用車市場への再参入を発表しました。
2009年12月に日本市場から撤退してから13年ぶりに日本市場に再来する事になります。

5月28日までの期間限定でPOP UPスペース「Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)」をオープンしています。
BEV(電気自動車)とFCV(水素自動車)の2台の新型車を導入し、オーダー開始は5月から開始される予定です。

Hyundai Mobility Japan公式ホームページです。

ゼロ・エミッション・ヴィークル

今回再投入される2車種はどちらもゼロ・エミッション・ヴィークルでCO2排出しない環境にやさしいクルマです。
BEVの「IONIC5」とFCVの「NEXO」です。
やはり環境に配慮したクルマが求められているためこの2車種での参入なのでしょう。

FCVはトヨタの「MIRAI」が有名です。
ホンダの「CLARITY FUEL CELL」は2021年9月に生産終了していますので、FCVの参入は水素インフラを加速させるための追い風になってくれる事を期待されます。

購入補助金

日本における購入補助金はいくらでしょうか?
経済産業省が発表している購入補助金は以下の通りです。

出典:経済産業省「令和3年度補正予算における補助対象車両・設備の補助見込み額(暫定)

IONIQ5で80万円、NEXOで210.5万円が出されます。
補助金の有無で購入のハードルは下がるので嬉しいですね。
とはいえ、一般的には高いなーという感覚です。

販売方法

今回日本市場での販売はウェブサイトとアプリを組み合わせたオンラインで行うとの事です。

クルマ選びから納車情報の確認まで、スマホで済ませることができ、購入後のサポートや点検もユーザーにあたえられる「One ID」で受けられるようになります。

とはいえ、実車の受け渡しや点検、整備は必要です。
デリバリーからアフターサービスまでを行う拠点として「ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター」を今夏、神奈川県横浜市にオープンし、今後、全国各地に同様な拠点を展開していく予定との事です。

日本市場参入のハードル

クルマの外観をみると先進的なイメージがあります。
個人の主観ですが、見た目はとても格好いいという印象です。
ヒョンデとしても若者層に焦点を当てたクルマとの事です。

問題は韓国メーカーへのイメージだと思います。
日韓関係はまだまだ回復していない状態で日本市場に受け入れられるのか危惧されます。
しかし、若い世代にはそれほど問題ない事かもしれません。
「カッコイイならいい」という価値観なら受け入れられそうです。
ただ、補助金が出たとしても350万以上するクルマなので、若い世代が購入できるレベルかどうかは難しい所でしょう。
都市部の若い世代はクルマを持たない生活が可能なため、どこまで販促できるかが重要でしょう。

まとめ(個人的感想)

個人的には韓国メーカーの車両を購入する事はないかなーという感覚です。
日本のメーカーの信頼性・利便性を上回る事ができないし、購入費用も高い。
見た目の格好良さだけでは手が出し難いというのが正直なところ。
しかし、クルマの未来にとって新しい道を切り開いてくれる事を期待しています。

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