【CASE】今後の自動車に織り込まれる要素

自動車

CASEというワードをご存じでしょうか?自動車業界では最近よく聞く言葉です。

CASEは、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス/シェアリングのみを指す場合もある)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語です。

今後の自動車は走ればいいだけではなく、この4つの要素が重要になってきます。CASEを実現するためには自動車は一つのツールでしかなく、様々なモビリティ(mobility)が必要になります。モビリティとは「移動」や「運搬」をするための全てのツールです。自動車だけではなく、飛行機・電車・タクシー・自転車・キックボード等、移動するためのツールがモビリティです。

ちょっと何言ってるかわからないです。って感じだと思いますのでそれぞれの要素がどういう変革につながるのか、未来の自動車・モビリティに必要か見てみましょう。

C:Connected

コネクテッドは「つながるモビリティ」を意味します。

車両の状態や周囲の道路状況などさまざまなデータをセンサーにより取得し、ネットワークを介して集積・分析して安全に自動車を走らせる事や、通信機能を生かしたエンターテインメントを提供できるモビリティです。

スマートフォン等と連動させる事で、自分のモビリティだけではなく他のモビリティとも連携できてスムーズに移動することができるようになります。

具体例)郊外から街への移動して買い物する

移動区間使用ツール
自宅→高速入口タクシー
高速入口→高速出口高速バス
高速出口→街電車
街中キックボード

このようにいろんなモビリティをつなげる事でスムーズに移動できるようになります。

A:Autonomous(自動運転)

自動運転はその名の通り、自動で目的地まで走行してくれるモビリティです。
自動運転レベルは1~5まであります。

段階名称主体走行領域
レベル1運転支援限定的
レベル2部分運転自動化限定的
レベル3条件付き運転自動化限定的
レベル4高度運転自動化限定的
レベル5完全運転自動化限定なし

今の日本(2022.2.1)ではレベル3まで走行可能です。レベル4以上の車は法律で禁止されています。
そのため法改正も進まないと自動運転は実現できない事になります。
政府とも連携が必要な分野です。

S:Shared & Services

カーシェアやライドシェアといった、自分で車を持たないで他人と共有するサービスです。
日本でもカーシェアリングする人が増えてきていると思います。
都心の近くに住んでて移動は電車がメインという人は、わざわざ維持費の高い車を保有するメリットが少ないでしょう。

駐車場経営で有名なタイムズが最も普及しています。
家の近くにあり、全国に普及している事が強みでしょう。
今後、さらに伸びていく事業だと思います。

E:Electric

電気自動車になりますが、欧州を筆頭にEV化が進められています。
テスラはこの数年で一気に躍進しました。
トヨタも2030年にEV車両を30車種:350万台 販売する事を発表しています。
中国ではいろんなメーカーからEV車両が発売されて50万円程度で購入できるEVが販売されています。

EVの需要が大変高まっている世界情勢になっています。

まとめ

未来の自動車は今までとは違う機能・使われ方をされるように進化していきます。
では自動車整備業界はどう変化していくのでしょうか?
クルマだけではなく、いろいろな業界と連携したサービスを求められるようになると思います。
電気自動車やあらゆるモビリティを修理する必要が出てきそうです。
全部ができる大規模な整備工場か、何かに特化した小規模な整備に分かれていくと考えてます。
時代の流れを掴んで柔軟に変化できる事が重要だと感じる今日この頃です。

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