3次元測定機がかなり安価で使えるようになってきています。
しかし、普通に暮らしていて
「部屋の模様替えしたいから3次元測定機使ってソファー測ろう!」
とはなりません。
ソファーを精度良く測る必要がないからです。
いや、そんな話されても、そもそも3次元測定機ってなに?
って人が多数だと思うのでどういう物か解説します。
3次元測定機とは
3次元測定機は、物体の部品の形状をデータ上で立体的にとらえて測定するためのツールです。
3次元の物体は、ものさし等で簡単に測れる物は少なく、複雑な形をしています。
複雑な物体でも正確に測定できるのが3次元測定機です。
何ができるの?
品質管理、リバースエンジニアリングに使われます。
と言われても、それが分からない人も多いと思います。
仕事で使わない限り測定機を使う機会は無いでしょう。
具体的に解説します。
品質管理
・3次元データと実際の物を比較して寸法精度を測定する
・形状のどこが違うのかをデータで比較できる
リバースエンジニア
・実際の物を測定しデータ化して、設計図を作成する
・昔作った物で、当時の図面が無い場合に活用できる
この技術を使うと、市販されている物をそっくりコピーできます。
1)3次元測定機で物のデータを取る
2)データを加工して3Dプリンターで物を作る
実際はデータの加工が面倒ですが、やり方に慣れれば作れてしまいます。
(中国で作られているような)模倣品はこのようなやり方でコピーされています。
一度コピーしてしまえば、それを大量生産することが可能になります。
私個人としては趣味に使えるようになれば、もっと多くの方に認知されると思います。
現在の技術でiPhoneでも3次元測定ができます。
もっと手軽に3Dデータを取れればDIYで自分の好きな物を作る事が可能になります。
私の感覚では大量生産された物よりも、自分のオリジナルの物が長く愛用されると思います。
3次元測定機は自分の好みを再現できるツールです。
うまく活用しましょう!
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