前回ソロテーブルの作成して失敗しました。
3Dプリンター品の設計を間違えたのと、木製品が折れてしまいました。
詳しくは前回の記事をご覧ください。
前回の製作を通して製品を作る難しさがよくわかりました。
木製品の弱さや、3Dプリンター品の設計の難しさがわかるいい機会になりました。
この失敗を生かすべく、3Dプリンター品を改良して再度組付けをしてみました。
改良品が無事製作できたのでその結果を紹介します。
ジョイント部品(3Dプリンター品)の改良
ジョイント部品の改良のため、今回は6個のパーツを部分的に少し変化させています。
理由としては、強度と組付け性が相反する要素のため、どちらかを良くするとどちらかが悪くなってしまいます。
その部位を変化させて強度と組付け性の丁度いいバランスを見つけたいからです。
部位としては上図の水色で○を記した部分です。
木製部品を取り付ける部位で、組付け性も強度も重要になります。
組付け性が悪いと取付けられなくなってしまうし、強度が不足するとテーブルとして使えません。
ソロテーブルとして使うためには、キャンプとして持ち運び・組み付けが簡単にでき、10kg程度の荷重に耐えて欲しいです。
その要件を満足できる部品にするために寸法を変えて試してみました。
ジョイント部品(3Dプリンター品)の作成
3D プリントは「DMM.make」で製作発注しました。
いつもお世話になっているメーカーです。
前回の失敗も踏まえて部品同士のつなぎ方を設計したおかげで、今回は精度良く造れました。
今回改善したところは下記の要件です。
- 部品同士は1mm → 3mm間隔をとる
- ゲートは1×1mm → 2×5mm以上の太さにする
3Dプリントの発注〜受け取りまで2週間かかってしまうため、ここで時間が取られてしまうのがネックです。
コストとしては他のメーカーに比べて安いので助かりますが、どうしても時間がかかります。
3Dプリンターを導入した方がコスト・時間のメリットが高いかもしれません。
ソロテーブルを組立てる
前回のように部品が破損することなく組付けることができました。
今回組付け性と強度を考慮した部位は十分な強度がありそうです。
もっと組付け性を良くした方が使いやすいと感じました。
(今回の部品は前回失敗した部品を使い回したのでテーブル脚の形状が微妙に変わってます。)
組立て順序を下記に説明します。
1.テーブル脚とジョイント部品を組立てる
ジョイント部品をテーブル脚にスライドして組付けます。
テーブル脚にアリ溝を彫っているので、その部分に取付けて突き当たるまで押し込めばOKです。
ジョイントを左右合わせて計6個取り付けます。
2.天板とジョイント部品を組立てる
ジョイント部品は2つのタイプを試しています。
「スライドタイプ」と「押し込みタイプ」です。
「スライドタイプ」はテーブル脚に取り付けたのと同様にスライドさせて組付けます。
スライドさせればいいだけなので簡単に取り付けられます。
「押し込みタイプ」はアリ溝にジョイント部品を押し込めば組付けできます。
組立ての課題
「押し込みタイプ」をアリ溝にはめる時にアリ溝を少し壊してしまいました。
天板の厚さは6mmと薄い物を使用しているため、押し込みタイプは組付けが難しかったです。
薄い板厚に使うのは困難だと感じました。
強度としてはスライドタイプの方が強いことがわかりました。
押し込みタイプはしっかりと押し込めれたらいいのですが、不足していると外れやすいです。
やはり組付け性に課題があるとわかりました。
まとめ
今回の記事ではソロテーブルを製作することができたので、そのやり方と課題を紹介しました。
- ジョイント部品(3Dプリンター品)の改良
- ジョイント部品(3Dプリンター品)の製作
- ソロテーブルを組み立てる
1.テーブル脚とジョイント部品を組立てる
2.天板とジョイント部品を組立てる - 組立ての課題
「押し込みタイプ」の組付けが改良必要
まだまだ改良の余地がありますが、ひとまずソロテーブルを製作する事ができました。
簡単に組付けできるため、楽にキャンプに持っていくことができそうです。
より良い製品が造れるように改善していきたいです。
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