クルマがEV化することで家電メーカーもEV車両を造れるようになってきています。
モーター車はエンジン車に比べて構造が簡単だからです。
エンジンのような複雑な内燃機関はいろいろなノウハウが必要になりますが、モーターはコイルと磁石で作れるため構造が簡単になります。
ソニーのクルマ
ソニーは2022年春にソニーモビリティを設立し、EV事業に参入する事を発表しました。
「VISION-S」というモデルを公開しています。
公道走行試験などを展開しているプロトタイプ「VISION-S 01」と、新たなSUVタイプの試作車両「VISION-S 02」を公開しています。
5Gのモバイル通信を用いて、車両とクラウドシステムを連携させることで、車両の設定や施錠状況、ユーザーの設定を同期できるようになります。
ソフトウェアのアップデートをする事で、セキュリティ面、サービス機能や付加価値提供についてを継続的に進化させていけます。
スマホがクルマになるような感覚ですね。
パナソニックのクルマ
パナソニックもモビリティサービスを開発しています。
公道を走るクルマではないですが、企業の敷地内や広い公園での移動のための自動運転車や、人を乗せない小型の低速モビリティを使ってクルマが入りにくい住宅地への配達等ができるサービスになります。
また、家電や住空間で培った知識から、モビリティに対するデザイン提案もしています。
クルマにリビングスペースを拡充させるようなデザインコンセプトを提供しています。
まとめ
このようにソフトウェアの面では自動車メーカーより家電メーカーの方が優れています。
スマホですべての家電を同期させる事ができるように、クルマも同期できてしまう技術がすでに開発されています。
家電メーカーでもクルマを造れるようになった事で益々自動車産業の競争が過熱しそうです。
クルマのEV化が進むことでクルマの機能も進化していく事になりそうです。
自動運転が普及すれば、クルマの居住空間を家のリビングと同様に快適にする事が求められるでしょう。
私はドライブが好きですが、これからはもっと楽しく移動できる未来になりそうです。
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