特許取得というのは大変難しい課題であり、
私の勝手なイメージでは2〜3年は必要と思っていました。
実際に私のアイディアで特許取得するのにそこまでの時間はかからず、
アイディアを形にするまでに約3ヶ月、弁理士に相談してから特許取得まで約3ヶ月でした。
良いアイディアで他の競合が無ければ、時間をかけずに特許取得できる事がわかりました。
私の特許取得までの簡単な経緯を書きます。
このブログを読んでいる方々で面白いアイディアを持っている方は
是非これを参考にしてもらい、特許を取るきっかけになったら嬉しいです!
1.アイディアを形にする
2.弁理士を探す
3.自分に合った弁理士を決める
4.アイディアを書面に落とす
5.特許庁に申請する
6.審査結果に対応する
今回は ”1.アイディアを形にする” について説明します。
1.アイディアを形にする
私の場合は自分の考えたアイディアを3Dデータ化して3Dプリンターで作成しました。
3Dデータの作成
3Dデータを作成するためにはデータ作成ソフトをPCにインストールしてデータ作成します。
私が使ったソフトは『Autodesk Fusion 360』です。
以前は個人利用する場合は無料で使用できましたが、現在では教育機関向けのみ1年間無償提供されています。
それでも説明書が書店で購入でき、YouTube動画も多数配信されてるため、学びながら操作できるソフトです。
https://www.autodesk.co.jp
試作品を作るためには無償提供されているソフトを使って簡単に作ってみるのがおすすめです。
ただ、3Dデータを作った事がない人には難しい作業になるため、書籍やYouTubeでの解説動画が充実しているソフトを使うのがいいでしょう。
仕事でCATIA等を使う方なら無料ソフトでも慣れれば簡単に使う事ができると思います。
初期の試作品データは下図です。
3Dプリンターで作成
データを作れたら3Dプリンターで実際に物を作ってみましょう。
3Dプリンターでの作成はいろんなメーカーで作成することが可能です。
私は『DMM.make』で発注しました。
https://make.dmm.com/print/
作成料が比較的安く、材料も幅広く選択できるので使い易いです。
ただし、材料の選択肢が多く知識が無いと選ぶのに迷ってしまうかもしれません。
私はPP・ABS like・MJFで作成し、比較してみました。
最初は¥2,000/個の小さい製品を発注して確かめてみました。
結果としてPPが最もコスパ良く、質感・剛性感が私の試作品に適してました。
ただ、届いた物をそのまま使う事は無理でした。
理由は表面がざらついていたため、滑らかにする必要がありました。
私の特許は表面を滑らせる必要が合ったためヤスリで磨く事で試作品を作れました。
試作品は弁理士さんや他の人に自分のアイディアを説明するのに絶対必要です。
机上の空論では信用されませんし、自分のアイディアが実際に作れれば自信になります。
また実物で説明できるとスムーズに理解してもらえます。
私が実際に作った3Dプリンター品が下図です。
まずは自分のアイディアを実際に作ってみましょう。
今のネット環境・サービスを使えばかなり安く試作品を作る事ができます。
皆さんのアイディアが形になればより面白い世界になると思います。
良かったら皆さんのアイディアを教えて下さいね!
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