私は下記の手順で特許を取得しました。
1.アイディアを形にする
2.弁理士を探す
3.自分に合った弁理士を決める
4.アイディアを書面に落とす
5.特許庁に申請する
6.審査結果に対応する
今回は 3.自分に合った弁理士を決める について説明します。
複数の弁理士に相談する
弁理士を探した段階で、複数の弁理士に相見積もりを取りましょう。
今まで使った事の無いサービスを使う際は、相場を知るためにも相見積もりを取る事が重要です。
私の場合はミツモアで依頼に応じてくれる3社に特許内容を相談しました。
相談した内の1社からは「特許取得は難しいだろう」と言われました。
既存の製品に同様な物があるだろうとの意見でした。
この1社のみに相談していた場合、特許取得を諦めていたかもしれません。
実際私は特許を取れたため、ここで諦めなくて正解でした。
内2社からは「調査しないと確実ではないが、特許取得できるだろう」と言われました。
同様な特許がないか事前調査は必要ですが、特許が取れそうかどうか初期相談で判断できるという事は
その分野に精通している人である可能性が高いです。
仕事を依頼できる人か見極める材料にしましょう。
自分に合った弁理士を決める
特許取得できると言われた2社のどちらに依頼すべきか悩みました。
どちらの弁理士に頼んでも特許取得してくれるだろうと考えましたが、
後は自分に合っているかどうかが重要だと思いました。
私は以下の点から弁理士を決めました。
1)経歴
2)様々な選択肢の提示
3)相談し易い雰囲気
1)経歴
片方の弁理士は元F1エンジニアの経歴があり、自動車関連の知識がある方でした。
私が取ろうとしている特許は直接自動車に関わる物ではないですが、
自動車の知識があるのは力強いと考えました。
2)様々な選択肢の提示
相談時に特許か実用新案かコスト・難易度のメリデメの提示があったり、
特許取得後にどういった権利の使い方があるかを提示してくれました。
複数の選択肢をわかりやすく説明してくれた事で視野が広がりました。
3)相談し易い雰囲気
今まで経験のない分野について、相談し易い雰囲気がある事はとても助かります。
忙しそうな方に事細かに相談をするのは抵抗がありますが
「分からない事は何でも聞いて下さい」と言ってもらえる方が私には合っていると感じました。
しかし、今回依頼しなかった方もとても魅力がありました。
類似特許の事前調査を無料でやってくれたり、自分が考えていなかった使い方を提示してくれました。
かなり仕事が早い印象でした。
他の機会があったら依頼したいと思える方でした。
自分に合っているかどうかは自分で判断するしかなく
「この人を信じてみよう」と思える方を選んで欲しいです。
特許を取るために大事な選択でした。
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