キャンプツール「Cacoon」設置方法の説明

アウトドア

Cacoon」をご存じでしょうか?
1本の木でも吊るす事ができるテントハンモックで、私が愛用しているキャンプツールです。
このCacoonを前回のブログで紹介しました。

Cacoonを使ってみたいけど、どうやって木に下げたらいいのか分からないという方もいるかと思います。
今回はCacoonの設置方法を説明します。

Cacoonとは?

木にぶら下げて使うテントとハンモックが合わさったようなツールです。
空中に浮かせて使うため、何とも言えない浮遊感を味わう事ができます。
Cacoonで休むとかなりリラックスできますが、しっかり設置しないと木から落ちてしまい危険です。
ポイントを押さえて安全に使いましょう。

設置の方法

Cacoonは木にぶら下げれば使えますが、ロープを縛って止めておく必要があります。
そのやり方が分からないと設置ができません。
設置方法をステップを踏んで説明していきます。

1.道具の確認・準備

まずはすべての作業しやすくするために、道具を設置場所の近くにブルーシートの上に広げます。
道具としては「テント」、「アルミフレーム」、「ロープ」、「ハウススリーブ」を用意します。

まずはテントとアルミフレームを組み立ます。
このやり方は前回のブログを参考に組み立ててください。

前回のブログで紹介してませんが、ハウススリーブという道具があると設置に便利です。
この道具はロープを中に通して木とロープを接触させて擦れる事を防ぐための道具です。
ツリークライミングをする時もこのハウスリーブを使う事で、木とロープの摩擦によるダメージを低減させます。

準備として、ロープをハウスリーブの中に通しておきましょう。

ロープをハウスリーブの中に通しておく

2.木にロープを掛ける

ロープを投げて木の又に通します。
木の又に通すことで、使用中にロープがずれる事を防ぎます。

ロープは先端を結んで重くして投げれば狙い通り投げれます。
高過ぎると投げるのが難しくなるので3m程度の高さにある枝が理想です。
枝の太さは直径10cm以上の枝にかけてください。
10cm以下だと折れる危険があります。

3.ハウスリーブを設置する

ハウスリーブを木の枝に設置してあげる事で、ロープと木が擦れないようにします。
まずはハウスリーブの下端でロープを結びます。
結び方は「引き解け結び(スリップ・ノット)」で結びます。

引き解け結びは両側から引っ張れば簡単に解けますが、片側から引っ張るだけでは解けません。
そのため、ハウスリーブを木に設置するまでは結んだ状態でロープを引っ張ります。
ハウスリーブを設置出来たらロープの両側を引っ張って結びを解けばOKです。

引き解け結び
ハウスリーブを木に設置した状態

4.木の幹にロープを固定する

木の幹にロープを縛って固定します。
幹への固定は「2重巻き結び」で固定します。

それでも体重がかかると解けてしまう場合は「ひと結び」を最後に加える事でより強固に結べます。
この結び方は長さ調整する事が難しいため、Cacoonの位置を決めた状態で結びましょう。
Cacoonに乗ると重さで沈むため、地上から50cm以上浮かした状態で固定するとうまく使用できます。

5.設置完了

これでCacoonを安全に設置する事が出来ました。
浮遊感を楽しんで、リラックスしましょう。

まとめ

今回の記事ではCacoonの設置方法について説明しました。

  1. 道具の確認・準備
  2. 木にロープを掛ける
  3. ハウスリーブを設置する
  4. 木の幹にロープを固定する
  5. 設置完了

Cacoonはロープ1本で設置ができるため、簡単に設置ができます。
ただ、しっかりとロープを固定できないと事故につながってしまうため注意が必要です。
また生きた木に設置するため、木への配慮も心がけましょう。
そのうえで楽しくアウトドアキャンプを楽しみましょう。

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